NO KICK NO LIFE 公式コラム 第14回「野良犬2世 森井洋介」

NO KICK NO LIFE コラム

NO KICK NO LIFE 公式コラム 第14回「野良犬2世 森井洋介」

森井洋介

「NO KICK NO LIFE ~THE FINAL~」が6月24日に開催されることが発表されると同時に、梅野源治選手とともに出場が発表された「森井洋介選手」。
3/12 の「NO KICK NO LIFE」での町田光戦は、多くの人たちに大きな衝撃を与えたことでしょう。
今日は、そんな森井選手について書かせていただきたいと思います。
森井選手のキャッチフレーズは、「野良犬2世」。
「2世」ということは、“初代”がいるって事??そんな疑問をお持ちの方の為に、「“初代”野良犬」と呼ばれた選手について先に説明させていただきます。
その選手とは、小林聡(現 小林さとし)さんです。
「全日本キック」という団体で圧倒的な人気を誇っていた選手です。
ちょうど、私がキックボクシングを見始めた時、よく見ていたのが「全日本キックボクシング」の興行で、そのど真ん中で活躍し、多くのファンの心を掴んでやまなかったのが当時の小林聡選手でした。
日本のみならず、世界を転々とし、様々な団体を渡り歩いていた事から、「野良犬」というあだ名がついたらしいですが、“アウトロー”な匂いのする、その独特の世界観は、まさに「野良犬」の名がぴったりの選手でした。
決して、かわいくしっぽを振ることなどはなく、常に、牙をむき、低くうなっているような、ぴりぴりとした殺気を感じさせる、、、。
こんな表現をしていいか分かりませんが、昔の任侠映画のような世界。
それが、男のロマンを感じさせる・・・のかどうか分かりませんが唯一無二の存在感を放っていたのは間違えなく、小林選手は、多くのファンの心を鷲掴みにしていたのです。
その小林聡選手が所属していたジムの後輩にあたるのがこの「森井洋介」選手です。
森井選手の試合にも、「小林聡」選手はセコンドについています。
ただ、森井選手と小林選手が所属しているジムは、老舗の名門ジムで、強くて有名な選手が多く所属しており、小林選手の後輩に当たる選手も多くいる-。
それなのに、なぜ、森井選手だけが「野良犬2世」と呼ばれるのか-
それは、やはり、小林聡選手と同じ「匂い」がするからではないでしょうか。
男くさくて、無骨で、どこか、アウトロー。そして、試合の中で見せる「殺気」。
最近のキックボクシングを含む、「立ち技打撃系」のイベントを見ていると、「スタイリッシュ」で「きらきら」している選手が多いなと感じます。
すごく上手で、早くて、レベルも高い。
しかも爽やかで、とっても、スポーティー。
でも、そういう雰囲気と真逆の世界観を持つのが、小林選手であり、森井選手であり、それが、なんというか、「ザ・格闘技」って感じがしてたまらないのです。
こういう選手がいてくれてよかった-。
往年のファンも、そして、初めて格闘技を見るファンだって、そう思うに違いありません。
森井選手は、期待を裏切らない、熱くて、男くさい試合をいつもしてくれます。
森井選手が所属するゴールデングローブ、元藤原ジムは、とにかく練習が壮絶ということで有名です。
だから、このジムの所属選手は、みな、タフで、極限状態で驚くようなパフォーマンスを見せます。
森井選手も、また、タフで、圧巻のスタミナ、攻撃力を誇ります。
その驚異的な強さが、あの町田光選手の脛を割り、
TKO勝利を収めるという衝撃的な3月12日の結果を生んだといえるでしょう。
あの試合の後、森井選手は、5月に、小林聡氏が主催するキックボクシング「ZONE」でこれまた、小林選手と森井選手ともに、思い入れが強いであろう復活した「全日本」のタイトルである「全日本スーパーフェザー級」の王座をかけたトーナメントに出場。圧巻の勝利を重ね、見事に、そのタイトルを手中に収めています。
今、まさに、乗りに乗っているといえる、森井選手。
これは、6月24日のパフォーマンスが楽しみです!出てくれて、よかったーーーー。
となると、この森井選手とやる選手は誰なんだろう?
とっても気になりますが、いずれにせよ、つまらん試合にならない事だけは間違えない!!
楽しみに対戦相手の発表を、そして、そして、当日の試合を楽しみにしましょう!!
ということで、今日はこの辺で!

NO KICK NO LIFE ファイナル

 プロフィール:神戸 麻美 (かんべまみ)
RIKIX横浜TANAKA STUDIO所属。キックボクシング歴は10年以上、過去にはリングにも上がる、キックボクシング観戦歴も10年以上を越えており、国内外問わず各団体を観戦。